小学校チャレンジ(2年生になりました)

難聴児の息子が地域の小学校に入学して2年目に突入です!

11対1の話し合い

熱気ムンムンの校長室

新学期になって2日目、小学校と今年度最初の懇談会をやらせてもらえることになりました。

担任や教頭が変わったことで、もう一度息子の聴こえと学校生活での合理的配慮について再確認をすることが目的でした。

さて、指定された時間に行ってみると、来客用玄関で新しい教頭と担任の先生と学年主任の先生が出迎えてくださり、早速ご挨拶。なんだか恐縮した気持ちで校長室に入ると、すでにそこにはずら~と先生方が座っておられ、一瞬で緊張の針が振り切れました(笑)

私は何者だ?

どうぞ、どうぞ、と促されて校長先生の横に座ったわけですが、大きな机を囲んで大人がギュウギュウ詰めに座っています。

何の会議がはじまるんだろ~というピリッとした空気(あ、テーマは息子だ・・・)

出席してくださった方の数を数えたら11人。

皆さん、新学期のお忙しい中をお集まりくださり、本当に申し訳ない気持ちです。

ここで、一人で話すのかぁ・・・いきなり試練だなぁ・・・と感じつつ、頭の中で掌に人を3人書いてお口にポイ、ごっくん。

不思議と緊張は引いて、いつもの冷静な自分に戻っておりました。

ちなみに参加者は、校長、教頭、担任、学年主任、旧担任、特別支援コーディネーター、養護教諭、教育委員会から2名、学校総務課から1名、学童主任の皆さまでした。

メンバーとしては十分すぎるくらいでした。

息子の関係者として、どなたも欠かすことができないのですが、結局殆どの方が難聴についての予備知識がないので、「人工内耳とは」というところからの話しになります。

私の相手にしているのは、全員公務員さんなので、毎年メンバーが変わるのは仕方がないことです。が、一日一歩、三日で三歩、三歩進んで二歩下がる~♪ を地で行く、う~ん前進している実感が持てないのが正直なところです。

私立だと、最初さえ上手くやれば後は楽だろうな~と、最近すごく思っています。

お願いは3つまで

パソコンで動画を見せたりしながら、聴こえや人工内耳の構造を説明。その後は作ってきたレジュメを配って、粛々と話を進めていきました。

何も用意していかないと、思いついたことを、あれも、これもと言ってしまいそうだったので、自分が冷静になるためにも、要点をまとめたレジュメは作っていってよかったです。

お願い事は欲張らずに、3つに絞りました。

これくらいなら、忘れずにやってくれます。

ただでさえ、「人工内耳」とか「難聴」とか、聞き慣れないワードで混乱している先生方に、畳み掛けるようにたくさんお願いしても、右から左になって「やってくれてないじゃん」とストレスを増やすだけだと、経験から学びました。

まずは、初歩的なことを3つ確実にやってもらうことが大切。

先生が慣れてきたころには、プールも始まるので、また新たなお願いごとが増えますし。

学校が気にしていること

それまで、私の話をうんうん、と聞いてくれていた先生方ですが、質問を受ける場面では、学校が一番気にしていることがわかります。

ズバリ、補償(怪我と故障)についてです。

もし何かあった場合、責任の所在をはっきりさせておきたい!ということがひしひしと伝わってきました。

当然のことだと思います。

昨年、人工内耳の金額をあえて言わずにいたところ、息子が友だちとトラブルになって、人工内耳を投げられて壊される。ということがありました。

その時の学校の対応が、びっくりするくらいのんびりとしていて(電話連絡もなく、連絡帳で後に知る)、久しぶりに怒りに火がついたことがありました。

そこで、はじめて人工内耳の値段と、修理費を知らせて驚かせてしまったこともあり、今年は最初から「ものすごく高価な機械です」と言っておきました。

だからといって弁償しろとか、補償して欲しいということではなく「お金の問題じゃない」ことを前提にして、「人工内耳は息子の身体の一部だという”扱い”で接してほしい」ことを伝えました。

例えば、メガネをかけている子がメガネを壊されたら、焦るでしょ?それと一緒ですよ~ということを確認させてもらったわけです。

学校が加入している保険というものはないそうなので、もし同じようなことがあった場合は、加害者側との交渉ということになるそうです。

そして、授業中や休み時間に不慮の事故で壊れた場合も、補償はできないそうです。

ようは自己責任を求められているわけで、そこは交渉すべきところではないと思ったので、「はい、わかりました」と即答しました。

学校を安心させることで、子どもも学校生活を楽しめるようになります。

それでも、体育のときはヘッドギアをして欲しいと要望されました。

親がよかれと思って学校にお願いすることは、学校の予防線をどんどん増やしていくことに繋がります。

この件については、ボールを使う時だけ、という双方の妥協点を見つけて着地しました。

親の余計な一言が、子どもの学校生活を窮屈なものにしてしまう。

このことは肝に銘じておきたいと思います。

交渉はバランス感覚で

親が一方的に学校にお願いするだけという考え方は、やはり間違っていると思います。

最近の先生方は、親に対する言葉遣いや態度などに、気の毒なくらい気遣っているように感じます。

昔と比べて、教師と親の立場が逆転してしまっているような風潮は、いつまでたっても慣れません。

親としては、やはり学校や先生方に敬意と感謝を忘れずにいたいと思います。

何事もそうですが、結果や完璧を求めず、過程を大切にしてくれる、努力してくれている姿に感謝したいと思います。

問題があれば、都度見直しくらいのおおらかな気持ちで、今年も一年、学校と付き合っていければいいな、と考えています。

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