ゆうとのこと(小学校チャレンジ!篇)

難聴児の息子が地域の小学校に入学しました!親の視点からさまざまな気付きを綴ります。

人前で話す

話すことになった経緯

親の会を立ち上げて2年ちょっと経ちました。活動の成果はいろいろありましたが、一番良かったなと思うのは、知人がめちゃくちゃに増えたことです。名刺交換をしただけの「ただの知り合い」もいれば、互いの深い話ができる「友人」になれた人もいるし、同じ価値観を持ち、一緒に活動してくれる「仲間」も地元はもとより全国各地にできました。困ったときに手を差し伸べてくれる活動上の「人脈」も広がりました。

人ひとりの出会いが、次の出会いに繋がることも多く、特に、「フットワークの軽い人」「顔の広い人」「人脈の豊富な人」と親しくなると、人間ネットワークが一気に広がります。

そして、まったく関係のなさそうな人と人が実は繋がっていたり、友人だったなんて話は珍しくありません。

こうした人との繋がりは、お金では買えない財産です。そういう意味では、私は「成金」だなぁ、とつくづく思います。

 

さて、こうしたネットワークで知り合ったNPOの理事長さんから講演を依頼されたのが6月頃でした。市の生涯学習課が毎月主催している市民カレッジで話してみないか?と言われまして、私のような普通の人間が人前でお話するのは恐れ多いとお断りしたのですが、「難聴の子どものことを知ってもらう良い機会だよ」と言われてお引き受けしました。

この市民カレッジは毎月いろいろなテーマで講師を招き続けられているもので、今回で214回目の講演になるそうです。

私は専門家ではないので、障害児を育てている母親の経験談と地域の普通学級に在籍している難聴児のことをテーマにお話をさせていただきました。

 

息子が生まれてからの7年間を振り返りながら資料を作っていると、その当時の様々な感情が蘇ってきて、本当にいろいろ大変だったけど充実していたなぁ、と改めて。

音入れの時の映像を見つけて、あぁ、そうだったと感無量になり、7年間でここまで育ってくれたことに感謝しないといけないのに、他の子と比べて悩んだりして、欲深くなってきた自分を反省しました。

 そして、当日

朝から不安定な天気で、正午過ぎには一時大雨注意報が出される中を、たくさんの方が聞きに来てくださいました。

人前で話すことには慣れているので、さほど緊張はせず話せたと思います。

ずっと忙しさから抜けられず、前日から出かけるギリギリまでスライドを作っていたので一度も通しでリハーサルをしていませんでした。

話す内容は頭の中に入っていたので、いつも通り話せば大丈夫だろうという余裕も、この2年間の財産です。

持ち時間は90分と言われて、ぴったり90分で終われたのは、なかなかすごいと、こればかりは自画自賛です(笑)

 終わってみて

ほとんどの方が難聴児には無縁の方々だったと思いますが、眠っている方は一人もおらず、私の話す温度と会場の温度が同じように上がったり下がったり、同じ時空を一緒に旅しているような、気持ちの良い一体感を味わうことができました。

地道な作業ですが、こうして人前で話すことで、たったひとりでもいいので理解者を増やすことが大事だと思っています。

きっとこの話を知人や家族に話す人もいるでしょう。それがまた新しい理解者ネットワークとなって広がっていきます。

そして、そうした理解者ネットワークが地域に広がっていき、難聴の子どもたちの大きな支援の輪に繋がることを願って、これからも精進したいと思います。

 

ちなみに・・・先月収録したラジオですが、オンエアをすっかり忘れていました。息子に「ママ、ラジオは?」と言われて「あ!!!!」。

あれを聞いて、聞きに来てくれた方もいるのかな?

感謝です。