ゆうとのこと(小学校チャレンジ!篇)

難聴児の息子が地域の小学校に入学しました!親の視点からさまざまな気付きを綴ります。

友だちや失敗から学ぶこと

長雨の候、いかがお過ごしでしょうか?

我が家は部屋干しの匂いでいっぱいです。

 

スクールガードをやっていると、子どもたちのいろいろな関係が見えます。

いまあの二人はケンカしているのかな?とか、最近グループから外されている子がいるな、とか。

うちの息子もいろいろあるようです。

毎朝一緒に学校へ行く友だちと息子が、今週は離れて歩いている姿が見られました。

あれ?ケンカでもしたのかな?と気になったので、昨日息子にそのことについて聞いてみるとこんな答えが。

「最近、○○くんが僕に嫌なことを言ったりするんだよ。朝も一緒に歩いてくれなくて。でも理由はよく分からないんだ」

理由は絶対にあるはずなんだけど、それが何なのか私も知りたいと思いました。

もしかしたら、今すぐには思いつかないかな・・・。

少し時間をおいて、今後はパパから聞いてもらおうと思いパパへ電話。

夜いつもより早く帰ってきてくれたパパが、さりげなく「最近学校はどう?」と聞いてくれました。

私には心配させまいとわざと余計なことを言わない息子も、パパには素直に話します。

たまに友だちに嫌なことを言われることや、仲間に入れてもらえないときがあることなど、ぽつりぽつりと話していました。

嫌なことというのがどういうことなのかは分かりませんが、相手は悪気はなくても本人にとっての嫌なことなのかもしれません。

私たちとしては、多分息子の性格の幼さと負けず嫌いなところとか、頑固さ(柔軟ではない)とか、難聴がゆえに生じる様々な誤解が、友だちを苛つかせているんだろうなぁ、と考えています。

息子がそれに気がつくためには周りをもっとよく観察しないとだめで、人の話をもっとよく聞こうと努力しないとだめで、もっと相手の気持ちを想像しないとだめで、その上で自分が変わろうと考えないとだめだと思います。

パパが(珍しく)優しい口調でそれらを息子に話してくれたので、息子も少し原因が分かったようでした。

そういうことは小さい頃パパもママも経験したよ。失敗もいっぱいしてきたよ。だから、これは君を責めているんじゃなくて、パパとママからのアドバイスとして聞いてね。という感じです。

でも困ったことがあったら、隠さずにパパとママにお話ししてね。

だって、パパとママは君のことが大好きだし、いつだって味方だからね。

 

さて、朝になって「今日は一人で考えたいから先に行くよ」と言って少し早めに家を出て行きました。

私はスクールガードとしていつも通り子どもたちの集合場所へ。

「あれ?ゆうとくんは?」

と気付いてくれた子に、

「うん・・・ちょっと、今日は先に行かせてもらったんだ。ごめんね」

と答えると、「僕、追いかけるよ」と言ってくれたので、他の保護者にその場を頼んで一緒に息子を追いかけました。

そのときにその子と話しながら歩いていて、息子が自分の話を聞いてくれなくてイライラしたこととか、偉そうに注意するくせに自分はちゃんとやっていないところが嫌だとか、いろいろ教えてくれました。

「そうなんだ、それはゆうとが悪いね。ごめんね。ゆうとも昨日少し反省して、それで今朝もひとりで考えたいって先に行ったんだよ。本当は○○くんと仲良くしたいと思っているし、これからも一緒に学校へ行きたいと思っていると思うんだ」

と話すと、「僕もゆうとくんと一緒に学校へ行きたいよ」と言ってくれてとても嬉しかったです。

途中で他の友だちと合流し「ゆうとくんが先に行っちゃったんだよ」「え~、それじゃ追いかけようぜ」と男の子たち3人で走って追いかけてくれて、校門のところで追いつきました。

「お~い、ゆうと~」と3人に声をかけられて、すごく驚いた顔。

「みんな、ゆうとを追いかけてくれたんだよ」と話すと、恥ずかしそうな顔で「ありがとう」と息子。

「明日はいっしょに学校へいこうな」と言ってくれる友だちに感謝の気持ちでいっぱいです。

これから何度もこういうことがあると思いますが、ひとつひとつが勉強です。

失敗は無駄ではないと信じたい母でした。