ゆうとのこと(小学校チャレンジ!篇)

難聴児の息子が地域の小学校に入学しました!親の視点からさまざまな気付きを綴ります。

初!懇談会

昨日、入学して初めての授業参観と懇談会がありました。

幼稚園の卒園式以来、久しぶりに会うママたちとのおしゃべりが妙に懐かしく感じて楽しかったです。

知っている顔がたくさんあるだけで、安心感があります。

息子の通っていた幼稚園は小学校の隣にあるので、学校では一大勢力です。

逆に、同じ幼稚園からひとりだけのママは、ママ集団の塊に気後れされてたり、ドキドキされている様子で、きっかけを見つけて早く仲良くなりたいな~と思いました。

幼稚園が選べるのであれば、通学する小学校に一番卒園児が多く行く幼稚園を選ぶというのはおすすめです。

子どももママも絶対に味方になってくれます。

幼稚園の縦の繋がりから、他学年にも息子を知っている子どもやママがたくさんいるというのは心強いものです。

難しい話抜きで、よき理解者となってくれる人を作るためには、同じ時間を一緒に過ごすのが一番手っ取り早いです。

まだ入学して間もないですが、違う幼稚園から来た子が、息子の人工内耳を珍しがって触ろうとしたところ、幼稚園時代からの友だちが「さわっちゃだめだよ。それはゆうとくんの大事なものだから」と言ってくれたそうです。

大人がわざわざ説明しなくても、子どもたち同士で勝手に伝えあってくれるのは非常に有り難いことです。

先生が休み時間中も登下校中も、すべてを監視していることはできないからです。

大人の目の行き届かない子どもの時間というのが、実はとても大切。

大袈裟に言うと、そこを子どもたちの「自治」に託すしかないのが現実です。

また、兄弟姉妹間でも情報がすぐに行き渡るので、もうすでに上の学年の子どもたちも、ゆうとの取扱いについて知っていてくれているようです。

小さな田舎の小学校ならでは。

子どもたちの思いやりや優しさに、私たち親子は救われているんだな~と感謝していると同時に、今後もずっとそうであった欲しいな~と願っています。

小学校へ子どもを入れたら、親は「後方支援」に徹したほうがいいと感じます。

私にできること(ママたちと良い関係を作っていくことはとても大切)をしっかりやろうと思います。

ということで、私も今のところは、わざわざ小学校へ出かけていって息子のことについて子どもたちに話す・・・ということはしないつもりでいます。

むしろ、ちゃんと知っておいてほしいのは先生方かな(笑)

さて、懇談会です。

クラスの半分くらいは知らないママたちなので、緊張します。

1クラス25人なので、12人は「初めまして」の方たちです。

自己紹介で何を話そうか悩みました。

息子の最初に通った幼稚園では、懇談会で一度も自己紹介の時間がなく、結局2年間、一度もママたちの前で息子の難聴について話しませんでした(話せなかったと言ったほうが適切かも)。

都会に住む人の特徴なのかもしれませんが、他人のプライベートについてあれこれ質問する人というのも少なくて。

いや、むしろ聞いてほしかったのですが・・・。

というわけで、なんとなくお互いに言い出しにくくなり、ズルズル「普通の子」扱いになっていました。

期を逃すと、なかなか難しいということをここで学びました。

卒園までのこり1年という時期に転居し、田舎の小さな幼稚園に転園しました。

前回の教訓から、絶対に何が何でも最初の懇談会で息子のことを話すぞ!と気合を入れて参加しました。

皆さん2分程度で挨拶される中、気合が入りすぎた私は、だらだらと人の倍くらい話してしまいました。

あまりにも詳細に話しすぎたのか、その場の空気がず~ん・・・と重くなったのに気付いて、「やばい!引かれてる」と焦りましたが後の祭り。

その後、かえって難聴の話題については、しばらく相手も聞きづらくなったように感じました。

難聴なんて知らないママたちに、情報を与えすぎるというのも良くないんだな~と、また学びました。

難聴に今まで縁のなかった人に子どもの状態を話す時、相手が「そうなんだ」で受け止められる程度に情報は制限したほうが良いと思います。

これまでの失敗を元に、「普通のお母さん」に話すことを意識して以下のように非常に簡単にまとめました。

「ゆうとの母です。息子は耳が聞こえづらいので、両方の耳に人工内耳という機械をつけています。これからお友だちに助けてもらうこともあるかと思いますが、どうぞよろしくお願いします」

だけ。

「難聴」とか「障害」というキーワードも「触らないように」という余計なことも一切削って、超シンプルに「うちの息子はこうですのでよろしくね」ということだけに要点をまとめました。

出すぎず、引きすぎず、私ができる最大限の「ほどよい」説明だったかと思います。

だって、「触るな」とか「うしろから声を掛けないように」とかママたちには関係ないことだものね。

「子どもに家庭で話してください」なんて言われて「はい、そうします」と素直にやってくれる家庭ばかりとは限らないし。

まだどんな人かわからないうちに、いろいろ相手に要求するのは良くないと、失敗を重ねてきた結果、学びました。

お願いしたいことは学校に任せればいいのだと思ったら、気持ちもスッキリしました。

それからたぶん、クラスの半分のママたちは私や息子のことをよく知ってくれている、という安心感も大きかったです。

「初めまして」のママたちには、この6年間で少しずつ私や息子のことを知ってね、という気持ちを言葉で表現したら、上のようになりました。

帰り道、同じ方向に帰るママたち数人と歩いていると、とっても気軽な感じで「ゆうとくんのお耳って、昔からなの?」と聞いてくれました。

こういうさりげない感じで聞かれるのって、嬉しいです。

「うん、そうなのよ。後ろから名前よばれても気が付かないことがあるけど、無視している訳じゃないから許してね」

これ、これ、この感じ!!

自然な会話の中でちょこまかと小出しにポイントを話せたので、相手も自然な感じで「そうなんだ~」と受け止めてくれました。

「実はうちの子もね・・・」と自分の子どものアレルギーについて話してくれるママもいました。

アレルギーと難聴は全然「も」でも「=」でもないけど、この「うちの子も」の「も」にママたちの「共感」を感じました。

悩みの種類は違っていても、悩み(というか大変さ、不便さ)を感じているママは少なくないんだな~と思います。

自分だけが大変なわけじゃない。

「お互いに大変だね」という共感で始まる関係もある。

そういうことだと思います。

無理なく、だんだんお互いを理解し合うって、とっても良いことだな~と思いました。

つまりは、それが子どもの世界にもよい影響を与えると信じて。

三度目の正直って、まさにこれ(笑)